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そう、あれは雨の降る夜の事だった。
神羅カンパニーへ就職して出会った同期であり、心の友でもあった彼が消息を絶って半年-
私は一人オフィスに残り、黙々と仕事をこなしていた。
疲れた目に手を当て、天を仰ぐ。
横目に見た机の上には、まだ膨大な書類が積み上げられ山を成している。
半ばやけになり乱暴にその書類を手に取ると、反動で書類の山が崩れ落ちた。

クソッ

なかなか仕事が片付かない上に、さらに自分で余計な仕事を増やしてしまい、
苛立ちを隠せないまま床に崩れた書類を拾う。

…と。
その無機質な書類の中に、一通、異様な封筒が紛れ込んでいた。

IMG_4978.JPG

血に染まった、茶色の封筒。
-神羅情報管理部-
そう記載されていた。

IMG_4980.JPG

表には 極秘 と書かれている。
自分にはこの字に見覚えがあった。

…彼だ。

封は開いている。私は恐る恐る中身を取り出した。
幸いこの階のオフィスで残業をしているのは自分一人だ。
誰も見ていない。

IMG_4982.JPG

封筒の中には、血で汚れた書類と黒い厚紙が入っていた。
書類は、どうやら彼が書いた様だ。
…この書類の状態だと、彼の体が心配だ。
いや、もういないのかもしれない。
そんな考えが頭を過ぎり、ダメだ、と首を振りもう一度書類を見やる。
何か情報が掴めるかも知れない。

書類には、ゴールドソーサーへ行った様子が書かれていた。
…彼女には振られたらしい。なるほど、彼らしいなとかつての姿を思い浮かべた。
そこでとある人に出会ったらしい。
その人は師匠と呼ぶ黒づくめの人物をさがしているようだ…
記念に撮った写真を渡したいらしい。
しかし、そんな他愛もない事が極秘事項に結びつくのだろうか?と考えながらも読み進めた。
…母さん?リユニオン?一体なんの事だ…

どうやらその写真のコピーを持って帰った様だ。
そうか、それがこの黒い厚紙か-

そして私は、同封されていた厚紙を取り出し、開いた。


IMG_4984.JPG


こ、これは…!
あまりの衝撃に言葉を失い、立ち尽くした。
しかも隣に見切れてるのは…ジェノバ、か…?

確かにこれは重大な情報だ。
そうか。彼はこれが原因で…もうこの世にはいないだろう。

不意に、背後から カタン と物音がした。

まさか つぎは じぶん、か … ?




月明かりが神羅カンパニーのとあるオフィスを照らし出す。
もうそこには、誰もいない。

-完-








そんな訳で~
清牙さんからとても素敵な贈物を頂いたのでネタで返してみた、よ!笑
ありがとうございます!
超素敵な贈物に大感謝です・・・!めっちゃ家宝にする!笑
折角なので追記で画像何枚か。
セフィロスの笑顔がまぶしい…!笑

IMG_4983.JPG

IMG_4985.JPG

IMG_4986.JPG



ちなみにコレはカメラで自分撮り☆な設定のセフィロスです。笑
超美麗イラスト…!
ありがとうございますー!
きゃわゆすぎる…

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